働働く人の心に「信頼の花」を咲かせる
挑戦を続ける人の美しさ
「早く会社を作れ」と言われた瞬間、宮原さんの人生は次の章を迎えました。 15年にわたり保険営業の道を歩み、最年少でマネージャーに抜擢された彼が、新しい挑戦として生花の卸売事業を立ち上げたのは35歳のときです。もともと大学時代から「いつか自分の会社を持ちたい」と夢見ていましたが、そのきっかけをくれたのは、長年の顧客たちでした。
「保険じゃなくても宮原さんと一緒に何かしたい」と言われたとき、自分の人柄が仕事を超えて評価されていることを感じたといいます。そこには、保険の枠を越えた「人として信頼される営業マン」の姿がありました。
信頼が挑戦を支える理由
25歳で保険業界に飛び込み、28歳でマネージャーに昇格しました。 当時20代で管理職になるのは前例がありませんでしたが、努力を惜しまなかった宮原さんの姿勢が周囲の信頼を得ました。試験の最終面接では、「センスではなく努力の上に成り立っている」と評価されたといいます。
しかし順調に見えた道のりも平坦ではありませんでした。転勤辞令を家庭の事情で断り、プレイヤーに戻る苦渋の決断もありました。 「普通ならそこで辞める人も多いけれど、僕は辞めなかった。ただやめなかっただけです」と笑う宮原さん。けれどその言葉の裏には、積み重ねを信じ続ける強い意志があります。 彼にとって“続けること”は特別な才能ではなく、「やめない」という選択の積み重ねなのです。
人に“残す”というリーダーシップ
宮原さんの仕事哲学は、保険営業での経験に根ざしています。 「自分が死んだ後に、周りの人に何を残せるか」。 この問いが、彼のすべての行動の軸です。
困っている人に手を差し伸べ、ともに成長していくこと。 それは効率や利益よりも、人としての価値を優先する生き方です。 生花の卸売事業でも、相手の立ち上げを支援する姿勢は変わりません。 「難しいことに挑戦して、それを達成したときの方が価値があると思っています」 そう語る彼の言葉には、挑戦する人間への深い敬意がにじみます。
そしてその哲学は家庭にも息づいています。 休日は家族と犬たちとキャンプに出かけます。 「親がやっていたことを、子どもにも体験させたいんです。将来“できるけどしない”を選べるように」。 自分が受け取った経験を、次の世代へと手渡していく。まさに“残す”という生き方そのものです。
つながりが描く、新しい豊かさ
「寂しがりで人見知りなんです。だから、声をかけてもらえると嬉しいですね」と宮原さんは笑います。 しかしその奥には、人と人との関係を大切に育てたいという誠実な思いがあります。
今、彼が求めているのは「入社2年以内の保険営業マン」です。 次の世代を育て、時間を共有し、自分の経験を引き継いでいくことが、彼にとっての“次の挑戦”です。
「便利なツールや効率化も好きですが、結局は人なんです。 一緒に成長できる仲間がいることが、一番の財産だと思います」
宮原さんが築いてきたのは、成果や実績だけではありません。 人と人のつながりを軸にした、温かく確かな“生き方”そのものです。